スペイン視察 レポート cinco

スペイン視察 レポート cinco

代理人編

前回はスカウトのところで終わったので次はその辺のお話から始めたいと思います。
今回の視察では何人かの代理人やスカウトの方と話をする機会がありました。

日本人が珍しいのかとても親切にいろんなことを教えてくれました。
こちらも代理人という職業の方と話する機会はなかなかないので、
このチャンスを生かす手はないということで、いろいろ質問攻めにしちゃいました♪

まずは一緒に観戦していた選手の誰をチェックしているのかから始まり、
ビジネスモデルのはなし、選手のどういうところをチェックするのかなどなど

ななんと!マラガCFのカンテラの11歳の少年にも代理人がついてました!!
代理人いわく、この11歳の選手が一番可能性のある選手だと見ていたそうです。
11歳から代理人がつくんですね、ちょっとびっくりです。

代理人がつくといっても16歳未満の選手との契約はFIFAの規定でてきないので
保護者と契約をするそうです。
中身までは教えてもらえませんでしたが、興味ありますよね?(笑)

さてさて
代理人というと日本では、あまりいいイメージがない!ような気がしますが
みなさんはどうでしょうか?
クラブと選手の間に入ってアコギな商売をする的な(笑)

代理人も商売なので、確かにお金はとるわけですが、
しかしスペインのサッカービジネスにとってはなくてはならないものです。

クラブと選手(保護者)をつなぐのが主な役割なわけですが
代理人の仕事として・・・
まずはいい選手の発掘
選手のサポート(テクニカルなアドバイス、生活面でのサポート、
よりよいクラブを見つけてくること)
クラブとの金銭面の交渉
スポンサー関係との交渉
などなど多岐にわたります


今回知り合いになった、代理人も(めっちゃ男前!)も日本に興味津々
日本人の選手に可能性を感じているそうです
乾選手、久保くんのおかげですね(笑)


日本に帰ってからもこちらの質問にも丁寧に答えてくれて
本気度を感じました♪

しかし、彼らは当然ビジネスとして選手を観るので
選手を観察し査定する力は相当なもの
投資する価値があるのかないのか

選手も11歳といえど、査定され
選手自身も常に緊張感のある中でプレーしているわけです

いいプレーを続ければチャンスが来ることを、スペインの子供たちは理解しています
毎年が勝負なわけです

小学校→ 中学 → 高校 →プロ?大学?
学校の区切りでしか、次のチャンスが巡ってこない日本の環境とは
教育的な意味では全面的にいいとはいえないでしょうが

プロを目指すメンタリティを考えると
スペインの環境に軍配があがるのではないでしょうか?

スカウトのはなしを書くはずが
代理人にそれていましました…
次こそは・・・

Hasta pronto amigos !
Gg[ubN}[N